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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

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宇宙のヒミツはチミツなハチミツ!



映画「月とキャベツ」をオススメします。

主演は山崎まさよし、
デビューまもなくの頃の、初主演映画でありながら、
自分自身を演じるかのような難しい役どころを、見事に演じきった秀作です。

劇中では、彼の最大のヒット曲でもある「One more time Ome more chance」の製作過程から、その曲に込められた想いを、多面的に映像化し、山崎演じる「花火」と、真田麻垂美演じる「ヒバナ」の心のつながりに写し変えられた、心温まる作品です。
by koji












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世界最速のおじいちゃん

バイクをいじっているときの彼は
おもちゃを与えられた子供のように無邪気だ。

舞台は60年代
世界最速記録を目指す“スピード・ウィーク”。

バイクは1920年代のインディアン・スカウト。
40年ものの骨董品。
鉄くずを溶かして作ったピストンに
肉切り包丁で削ったタイヤ。

60を過ぎたバート・マンローは
25年越しの夢である
スピード・ウィークに出場する為に
この相棒とともに全財産を持って渡米する。

泊まるところも
バイクを会場に運ぶ為のトレーラーも
全てが現地調達。
しかし、心配するそぶりは見せず
常にマイペース。

数々の非常識な行動も
その無邪気な人柄で
許されてしまうようなタイプだから
いろんな人が彼に手を貸すんだけど
考えられないようなトラブルの連続。

これが実話だっていうんだからスゴイ。

果たしてバートは
世界最速記録を樹立することができるのか。
そもそも会場にたどり着くことができるのか。

「夢を追わない人間は野菜と同じだ」 by バート・マンロー

こんな歳のとり方をしたい。


『世界最速のインディアン』より


matsu

「ガタカ」と「ライト」

 

少し古い作品になりますが、映画「ガタカ」を紹介いたします。
内容は近未来を描いたSFドラマなのですが、特に注目したい点はストーリーの背景にフランクロイドライトの晩年の作品である「マリン郡庁舎(竣工1959年)」が使用されている点にあります。
日本では帝国ホテルの設計で知られていますが、あまり実作をお目にかかれる事が出来ないので、映像に映るその姿はとても希少に思われます。
写真からも分かるように約50年前の建物であるにもかかわらず、その流線型のフォルムは未だに未来的な印象を与えます。
映画好きならずとも、建築に興味のある方には是非見て頂きたい一本です。by koji

社会派エンターテインメント

始まったばかりの2007年だけど
今年のベストムービーになるかもしれない映画に
早くも出会ってしまった。

周防正行監督の12年ぶりとなる新作
『それでも僕はやってない』だ。

ある痴漢の冤罪事件を軸に
日本の刑事裁判の問題点を痛切に描くことによって知らされる
数々の衝撃的な事実。

しかしそれは
誰にでも起こりうることで
まさに明日は我が身だ。

おそらく監督の裁判制度に対する
激しい怒りが込められているんだろうけど
悲壮感に捉われず、堅苦しさもなく
見事な娯楽映画として仕上られている為
2時間半と言う上映時間を全く感じさせない。

見終わった後は
現在の裁判制度に怒りを覚えつつも
何かを考えずにはいられない。

娯楽性と社会性という
一見相容れない要素を
見事にバランスさせるあたりは
この監督だからこそ成せる技だろう。



matsu

ホームページ

ここをご覧の方はご存知かと思いますが、
昨年末から徐々にホームページを一新しています。
これまではホームページ作成ソフトを使用していましたが、NEWホームページ
からはFLASHソフト(動画を作れるソフト)を使っています。
使い慣れないソフトを使うのはなかなか大変で、少々お見苦しい箇所がありますが、
時間を見つけて随時修正していきますので、よろしくお願いします。
(FLASHはこんなこと↓が出来るソフトです。)
by tamura

今更ではありますが、
新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

少々古い話になってしまいますが、正月休みは北海道の実家に帰省していました。
例年のように一面雪に覆われた銀世界になっていることを期待していたのですが、
暖冬の影響かまったく雪がありませんでした。
二十数年北国で育った者にとっては、少々寂しい元旦の風景でした。

この新年早々のがっかり感を残しつつ、
今年もがんばります。
(下の写真は本文と関係はありません。)

by tamura

ゆれない

未来へとつながる映像文化の発展に貢献した映像人を称える
「第1回Invitation AWARDS」の映画賞に
西川美和監督の『ゆれる』が選ばれた。

田舎で家業を継ぎ老いた父と暮らす兄。
東京で派手に暮らすカメラマンの弟。
彼らの幼馴染の女。

女の転落死の唯一の目撃者となった弟の内面描写と
兄弟の人間関係が全てであるこの映画は
その揺れ動く感情を
水面、吊り橋、草むらなどの情景描写と絡めて紡がれていく。

事件か事故か。

疑惑と葛藤に悩む弟を
過去最高の演技で魅せるオダギリジョー。

不作の年だった2006年の映画界だけど
この映画が屈指の傑作であることは
ゆるがざる事実だ。





matsu

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