助監督・ばんざい! ひとりごと 2007年06月04日 女優になる為に親元を離れ 上京してきた16歳の少女は あまりにも大きく騒がしい東京に戸惑いつつも 仕事・一人暮らし・恋などの 初めての経験を通して成長していく。 戸惑いつつも成長していく少女と 取り残された感に苛まれる青年の 精神的・経済的・心理的コントラストが 印象的で美しい演出やセリフで 瑞々しく、時に痛々しく描かれていて 彼らがこの先どのような人生を歩んでいくのか その先の展開を非常に強い興味を持って 観ることが出来る。 ただ テーマに目新しさが感じられない事と 東京の息苦しさと言うか空虚感の描き方が ステレオタイプの域を出ていないような気がした。 一つ大きな驚きだったのは 主演女優の東亜優の演技力。 ストーリーに関係なく いつまでも演技を見ていられる 見ていたいって思った。実はこの映画友人が助監督をした作品。だから機会があればぜひ観て下さい。 東亜優の演技力は助監督の演技指導のタマモノか?『16[jyu-roku]』matsu PR