黒電話 ひとりごと 2007年10月29日 先日、神宮広場のフリーマーケットに行ってきました。古着はもちろんのこと、骨董品もかなり出品されていました。中には、シカの剥製や、牛の角の飾り物、そしてなぜか昔はどの家にもあった熊がシャケを口にくわえた木彫りの置物などもありました。その中でも目をひいたのは、昔ながらの黒電話でした。昔は、僕の実家にも黒電話があったことを、遠い記憶の中に思い出しました。今では携帯に番号が登録されているため、電話をかけるという行為がボタン一つを押すだけのことですが、黒電話で電話をかける時の、丸いダイヤルの穴に指を入れて回し、その戻りを待つという行為はある意味、本来の目的とはまったく無関係のものだったのだと思います。でも例えば、好きな人に電話をかける場合に、その戻りの時間が想いを増進させたり、不自由の中だからこそ生まれる感情なんてものもあったのかなと思った一日でした。携帯がダイヤル式だったら面白いかも、でも、ま~使い難いかな・・・。by koji PR