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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

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1・2・サン

フランス・パリのラビレット地区というところに
「ラビレット公園」という建築の世界ではとても有名な公園があります。
設計したのはバーナード・チュミという建築家。

この公園の計画手法というのは、

・フォーリーと呼ばれる建物群である【点】の要素。
・動線となる【線】の要素。
・林や川などのフィールドとなる【面】の要素。

という3要素をそれぞれ独立したものとして計画し、
最終的にはこの3つの独立した計画を
「重ね合わせる」という方法がとられています。

それぞれ独自のルールによって構成されたもの同士を
偶発的に接触させるということは、
そこには
「そこで一体何が起こるのかがまったくわからない」
という「以外性」がふんだんに含まれており、
この「以外性」こそが
この公園全体を豊かで魅力な場所としている要因となっています。





紳士的な容姿の男性からは事前に

『 「アホ」という振る舞いを起こすきっかけは、
  ・「3の倍数」のとき。
  ・「3がつく数字」のとき。
  とし、この二つのルールを重ね合わせます。 』

という形式的な方法論を提示されているにもかからわず、

観覧している人間は
その紳士的な容姿の男性が実際にこの手法をドライブさせた
その時になって初めて
偶発性が生み出した「以外性」に気がつく。
(例えば、『12』は3の倍数である『12』と、
『13』は3のつく数字である『13』とは連続しているので
アホな振る舞いもそれと連動して連続して現れる。)


建築になぞらえて
最近ブレイク中のお笑い芸人「世界のナベアツ」
の笑いを解剖してみました。


by tamura



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