23×8 ひとりごと 2008年03月28日 スペインのサラマンカで開催されていた首脳会談の席で米大統領が暗殺された。事件前後の23分間が狙撃の瞬間を目撃した8人の視点で描かれる。視点を変えるたびにパズルのピースがはまるように明らかになっていく真実。この視点によって真実が異なる様を描く構成は黒澤明の『羅生門』に敬意を払ったものだと気づく。最近リメイクばかりで進歩のない米映画界だけど本来、古典とはこういう形で蘇らせてこそお互いの作品が活きてくるのではないかと思う。『バンテージ・ポイント』matsu PR