五感にはたらきかけるケンチク 建物探訪 2008年09月22日 ドイツのベルリンにダニエルリベスキンドが設計したユダヤ博物館という建物があります。彼はこの建築にユダヤ人の苦悩やつらさをというものを表現しようとしたらしいです。この建築に訪れた日、朝早く行き過ぎてヒトラーのような格好をした警備員にまだ早いよ、と起こられたのを覚えています。開館時間になりいざ中に入ると、彼が目指したユダヤ人の苦悩が空間にうまく表現されていて、二枚目の写真の庭をうろうろしていると胸がむかむかしてきていてもたってもいられないような感覚に襲われました。苦悩やつらさといった抽象的な事柄を空間にダイレクトに結び付けている彼に感銘を覚えました。ユダヤ人の歴史というのは世界的に見てもあまりいい歴史というものではないと思いますが、現代においてこういった体験が出来る場所はこれからもこの場所にあり続けていくと思います。yama PR