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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

五感にはたらきかけるケンチク





ドイツのベルリンにダニエルリベスキンドが設計した
ユダヤ博物館という建物があります。

彼はこの建築にユダヤ人の苦悩やつらさをというものを
表現しようとしたらしいです。

この建築に訪れた日、朝早く行き過ぎて
ヒトラーのような格好をした警備員に
まだ早いよ、と起こられたのを覚えています。

開館時間になりいざ中に入ると、
彼が目指したユダヤ人の苦悩が
空間にうまく表現されていて、

二枚目の写真の庭をうろうろしていると
胸がむかむかしてきて
いてもたってもいられないような
感覚に襲われました。

苦悩やつらさといった抽象的な事柄を
空間にダイレクトに結び付けている彼に
感銘を覚えました。

ユダヤ人の歴史というのは世界的に見ても
あまりいい歴史というものではないと思いますが、
現代においてこういった体験が出来る場所は
これからもこの場所にあり続けていくと思います。


yama


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