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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

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安藤忠雄建築展で実感したこと。

先日、ギャラリー間で開催されている安藤忠雄建築展へ
行ってきました。

今回の展覧会はただの展示会だけでなく、
「住吉の長屋」という70年代の名住宅の
実寸大の模型を体感でき、また、安藤さんの
トークショーがあるということでとても楽しみでした。



大学で建築を始めて、
初めて読んだ建築の本は安藤さんの著書
「建築を語る」であり、
初めて感動した建築は誌面でしたが安藤さんの
「六甲の集合住宅」でした。
そして、製図の授業ではじめに取り組むトレースの
課題は安藤さん「住吉の長屋」でした。


実は、生でみる安藤さんは初めてであります。
写真やTV、本から受けるイメージでは
とても厳しそうな人でしたが、
とても気さくな関西人といった印象でした。
トークショーも終始、笑いありの
和やかなムードでした。

それでも、話の内容は社会に対して、
批判的に、そして、こうあるべきだなどと
とてもメッセージ性のとても強い内容でした。
そもそも、安藤さんの建築自体が
どの作品にしても、
社会へのメッセージが強いデザインであります。
改めて、安藤さんの社会への熱い思いを
実感しました。

肝心の「住吉の長屋」実寸模型の感想です。
居間:3.7(奥行き)×3.3(間口)×2.25(天井高)
の空間はとても居心地のいい広さでした。
それはやはり、一面が中庭に面し、風がそよぎ、
空が見えます。どこか、心の奥で落ち着くのでしょうか。

また、中庭は、周囲を壁で囲まれ、一切のプライベート空間
でとても安心間があり、部屋との仕切りは窓ガラスのため
閉塞間は全くありません。

雨の日は傘を差してトイレに行かなければなりませんが、
その中庭でのんびり、食事や読書をしたい、
そして、この家に住んでみたいです。

shimada



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