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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

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無意識の意識

監督第二作目。

白い何も無い部屋で目覚めた主人公は
本能からか脱出を試みる。
しかしこの部屋の中でできることは
ある一つの行為のみ。

一方、メキシコのある町では
一人の中年ルチャドール(プロレスラー)が
若手人気レスラーとの大事な試合の日を向かえていた。

この二つのパートを交互に観ていくわけだが
どういった繋がりがあるのかは最後までわからない。
というか、観る人によっては最後までわからない。

発想の元になっているのは
自信のコント集『VISUALBUM Vol.ばなな』の中の
「マイクロフィルム」だろう。

本編の大半は最後の15分の為の前フリって言う
構成は前作と一緒。

でもそのフリが冗長すぎてダレてしまう。

彼の笑いになれている人にとっては
この程度の笑いでは満足できないし
オチが読めてしまう。

箱の中のルールや
物理的原則に不備があって
詰めが甘いところや
ブルーバックでの演技と
CGが噛み合っていないなど
時間をかけさえすれば
何とかなった部分が多かっただけに
非常に残念。

しかし
監督が笑わせようとしているところでは
あまり笑えないけど
なるほどと思わせたいところでは
感心できたので良しとしよう。

他人に勧められないけど。

行き着く先は神かメシアか。



『しんぼる』


matsu
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