束芋 ひとりごと 2010年01月25日 先日、横浜美術館で開催中に「束芋-断面の世代」展を見に行ってきました。作者曰く「70年代」がもつ雰囲気がモチーフとのことで、80年代初頭に生まれた僕にはあまり馴染みのないところですが、どことなくYMOのジャケットの絵の雰囲気に近かったり、ダリのようなシュールレアリスムの絵画に近かったり、建築の世界でいえば70年代に活躍したアーキグラムという建築家集団のドローイングの雰囲気に近かったりと、これら過去の作品群との共通性を感じました。日本全体が自尊心に満ち溢れていたバブルの頃に、シュールレアリスム作品の特異で強烈な意匠がもてはやされたと聞いたことがあります。不況の昨今、この70年代からバブルにかけての自信に満ちていた(と思われる)この時代の雰囲気に憧れと郷愁を感じるのも無理はないです。by tamura PR