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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

世界最速のおじいちゃん

バイクをいじっているときの彼は
おもちゃを与えられた子供のように無邪気だ。

舞台は60年代
世界最速記録を目指す“スピード・ウィーク”。

バイクは1920年代のインディアン・スカウト。
40年ものの骨董品。
鉄くずを溶かして作ったピストンに
肉切り包丁で削ったタイヤ。

60を過ぎたバート・マンローは
25年越しの夢である
スピード・ウィークに出場する為に
この相棒とともに全財産を持って渡米する。

泊まるところも
バイクを会場に運ぶ為のトレーラーも
全てが現地調達。
しかし、心配するそぶりは見せず
常にマイペース。

数々の非常識な行動も
その無邪気な人柄で
許されてしまうようなタイプだから
いろんな人が彼に手を貸すんだけど
考えられないようなトラブルの連続。

これが実話だっていうんだからスゴイ。

果たしてバートは
世界最速記録を樹立することができるのか。
そもそも会場にたどり着くことができるのか。

「夢を追わない人間は野菜と同じだ」 by バート・マンロー

こんな歳のとり方をしたい。


『世界最速のインディアン』より


matsu
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