世界最速のおじいちゃん ひとりごと 2007年02月05日 バイクをいじっているときの彼はおもちゃを与えられた子供のように無邪気だ。舞台は60年代世界最速記録を目指す“スピード・ウィーク”。バイクは1920年代のインディアン・スカウト。40年ものの骨董品。鉄くずを溶かして作ったピストンに肉切り包丁で削ったタイヤ。60を過ぎたバート・マンローは25年越しの夢であるスピード・ウィークに出場する為にこの相棒とともに全財産を持って渡米する。泊まるところもバイクを会場に運ぶ為のトレーラーも全てが現地調達。しかし、心配するそぶりは見せず常にマイペース。数々の非常識な行動もその無邪気な人柄で許されてしまうようなタイプだからいろんな人が彼に手を貸すんだけど考えられないようなトラブルの連続。これが実話だっていうんだからスゴイ。果たしてバートは世界最速記録を樹立することができるのか。そもそも会場にたどり着くことができるのか。「夢を追わない人間は野菜と同じだ」 by バート・マンローこんな歳のとり方をしたい。『世界最速のインディアン』よりmatsu PR