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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

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ナマコ壁の街

伊豆半島の松崎町という場所へ行ってきました。

昔、冬に非常に強く風が吹くこの地方では
火事の延焼を防ぐことがとても重要でした。
そこで、多くの家の隣り合う面や蔵などにナマコ壁を
取り入れております。
それが現在でも残っています。
全身網タイツ的な古民家が珍しく、そして新鮮です。



ナマコ壁の建物は街のなかで、面的な広がりを持って
建っているのではなく、最近の家並みの中に散在
しています。少々残念な気がしますが、
観光地化されていなく、生活感があり、
街に嫌らしさがありません。

ちなみに、ここには石山修武氏設計の
伊豆の長八美術館があります。
洋風の記号の寄せ集めた形に漆喰壁とナマコ壁
で仕上げた建物ですが、まとまった感があります。



そして、内部空間のシーンの展開や、光の落とし方がとても
きれいに思いました。

ふたつまとめて、
少し遠い場所ですが、
建築に携わっている人に関係なく
小旅行の場所におすすめの場所です。

shimada
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