白井晟一展 建物探訪 2011年02月09日 先日、汐留にあるパナソニック電工の展示場で催されている白井晟一展にいってきました。白井晟一とは、昭和の時代に活躍し、建築家でもあり、書道家でもあります。僕たちの世代では広く、雑誌にも掲載されることもなかったので、未知の存在でした(僕だけ)。入り口は行ってまず、書などが展示してあるのですが、数歩いくとなぜかはじめに天井伏図が展示されています。それもそのはず。その手書き図面の描写の細かさといったら半端ないです。そして、ダウンライトの配置。何か規則性があるわけでもなく、部屋に光と陰のやわらかな陰影を出すように配置されているように見えます。計画段階で、明確に仕上げも決まっているところもその、部屋に対する思考の深さを感じます。(うちもそうですが。)この図面一枚につきるような気がします。作品をとおして、どちらかというと壁の建築が多く、閉じた空間が多いように見えます。そこには、やはり光がテーマとなるように思います。それが、精神の空間と言われている所以なのかと。作風も、本当に自由に素材や形を操っています。ジャンルにはわけれません。写真は、ついつい買ってしまった、本です。なんとおまけに図面がついています。興味あるかたは是非。まずは、天井伏図です。shimada PR