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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

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白井晟一展

先日、汐留にあるパナソニック電工の展示場で催されている
白井晟一展にいってきました。

白井晟一とは、昭和の時代に活躍し、
建築家でもあり、書道家でもあります。
僕たちの世代では広く、雑誌にも掲載されることも
なかったので、未知の存在でした(僕だけ)。

入り口は行ってまず、書などが展示してあるのですが、
数歩いくとなぜかはじめに天井伏図が展示されています。

それもそのはず。

その手書き図面の描写の細かさといったら半端ないです。
そして、ダウンライトの配置。何か規則性が
あるわけでもなく、部屋に光と陰のやわらかな
陰影を出すように配置されているように見えます。
計画段階で、明確に仕上げも決まっているところも
その、部屋に対する思考の深さを感じます。
(うちもそうですが。)
この図面一枚につきるような気がします。

作品をとおして、どちらかというと壁の建築が
多く、閉じた空間が多いように見えます。
そこには、やはり光がテーマとなるように思います。
それが、精神の空間と言われている所以
なのかと。作風も、本当に自由に素材や形を操っています。
ジャンルにはわけれません。



写真は、ついつい買ってしまった、本です。
なんとおまけに図面がついています。

興味あるかたは是非。
まずは、天井伏図です。

shimada
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