吉岡ライブラリー 建物探訪 2011年05月29日 先日、代々木の家のプレゼンが終了し、代休を平日にいただきました。平日しかいけないところ。いろいろありますが、前から気になっていた「吉岡ライブラリー」にいってきました。吉岡ライブラリーというのは、建築業界でもっとも有名な雑誌「新建築」の創刊号から最新号までを閲覧できる場所です。新建築社の一階にあります。約5000冊を展示するひだ状の壁や、その本の展示のしかたのディテール、読む場所も工夫されていてとても魅力です。一番はやはり、どこを向いても目の前に広がる雑誌の表紙の数々。そもそも雑誌の表紙はなにか手にとりたくなるような誘惑があります。それが一面に並ぶことで、なにか落ちつかない、わくわくとした気持ちになってしまします。どれを見ようか?!手に取った雑誌をみて、過去の作品とはいいつつも、そこは雑誌「新建築」。巨匠といわれる建築家たちの迫力ある作品や知らない建築家の作品でも、とてもコンセプトの強い魅力ある作品のオンパレード。ページをめくるたび新たな作品との出会いがあります。印象的だったページは1950年代あたりの雑誌だったでしょうか。ガソリンスタンドの屋根と柱のシンプルな要素をいかに構造的に合理的にかつ、意匠的に楽しめるかを掲載したページでした。たかがガソリンスタンドですが、モータリゼーションの始まる当時、あらたな建物のありかた模索していたのでしょう。そんなわくわくの空間。建築マニアの方は、平日水曜日から金曜日までの午後しか営業していないのですが、時間のあるひとはぜひ訪れてみて下さい。shimada PR