桂離宮
ドイツ人建築家、ブルーノ・タウトが戦争中、
亡命のために日本へ来た時に、涙をだすくらい美しいと賞賛し、
世界的に有名になった建築物です。
城や寺などにある、人を圧倒する迫力や、豪華さ、崇高さ、重厚感
はまったく感じません。
とてもやさしく、シンプルで、繊細で、軽やかです。
姫路城や金閣寺、そして富士山のような美しさではなく、
むしろ、桜のような美しさを感じます。
うまく感動は伝えられませんが、その美しさに感動する
建築物には間違いありません。
そして、その建築物がそう美しさ意図して作られたのかというと
そうでもないようなのが、不思議です。
1時間と少しのガイドツアーです。予約が必要ですが、無料です。
回遊式庭園とその庭園内のいくつかの茶室のガイドが中心となります。
庭園を楽しみ、そして月見を楽しむための
たくさんの細やかな配慮がわかります。
あたたかいお茶でもにみながら、もっとゆっくりしたかったのが
唯一の不満ですが、十分に楽しめます。
また、四季を通しても楽しめます。
次回京都に行く機会のあるかたはぜひ。
shimada