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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

「桜」について

同じ写真使ってすいません。
さくら


「桜」について一言。

日本で「桜」といえば、花の中でもちょっと特殊な存在になっていますが、
これは多分、関東近辺で桜の咲く時期と、
卒業や入学・入社などの生活環境の大きな変化が訪れる時期とが
ラップするところからくる、
いわば、「人の心情を表す比喩」のようなものだからだと思います。

ちなみに僕の地元の北海道で桜が咲くのは
5月の初め、ゴールデンウィーク前後。
5月といえば変化の時期を通り越して、安定し始める時期です。
だから「桜」に対する感情的なイメージはまったく無いです。
「花見で酒を飲むための口実」程度の存在です。


春になると曲名や歌詞の中に「桜」の入った曲をよく耳にしますが、
悲しそうな歌声で「酒を飲むための口実」を連呼されても
何も感じません。

「桜」に限らず、誰にでも分かるようなイメージを羅列することは
誰にでもできること。全くもってクリエイティブではないです。

その逆に、誰にもわからないようなイメージを羅列しても
誰も分からない。シュールなだけ。

これらを相互に交換可能な状態にすることが
「クリエイター」や「アーティスト」の生業ではないでしょうか。

まあ、「歌手」の人には関係のない話ですが・・・。


by tamura









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