「桜」について ひとりごと 2007年04月03日 同じ写真使ってすいません。「桜」について一言。日本で「桜」といえば、花の中でもちょっと特殊な存在になっていますが、これは多分、関東近辺で桜の咲く時期と、卒業や入学・入社などの生活環境の大きな変化が訪れる時期とがラップするところからくる、いわば、「人の心情を表す比喩」のようなものだからだと思います。ちなみに僕の地元の北海道で桜が咲くのは5月の初め、ゴールデンウィーク前後。5月といえば変化の時期を通り越して、安定し始める時期です。だから「桜」に対する感情的なイメージはまったく無いです。「花見で酒を飲むための口実」程度の存在です。春になると曲名や歌詞の中に「桜」の入った曲をよく耳にしますが、悲しそうな歌声で「酒を飲むための口実」を連呼されても何も感じません。「桜」に限らず、誰にでも分かるようなイメージを羅列することは誰にでもできること。全くもってクリエイティブではないです。その逆に、誰にもわからないようなイメージを羅列しても誰も分からない。シュールなだけ。これらを相互に交換可能な状態にすることが「クリエイター」や「アーティスト」の生業ではないでしょうか。まあ、「歌手」の人には関係のない話ですが・・・。by tamura PR