現場報告(12) 現場報告 2009年02月18日 「鎌倉の家」の現場報告(12)現場では壁・天井のクロスが貼られています。写真でまだらに見えるのはボードの継ぎ目を埋めたパテの跡です。パテを乾かした後、そのふくらみをやすりで削り下地を平らにしてからクロスを貼り付けます。by koji PR
CAD世代 ひとりごと 2009年02月13日 フリーハンドで3cm角の四角を描いてみました。(1/100のスケールで9㎡→約6帖弱)なんとか、描けたようです。ひとつ前までの世代は手書きで図面を描いていたので、フリーハンドでも簡単に描けることでしょう。自分は大学の課題こそ、手書きでしたが、大学院では当然のごとくCADでした。(今は、大学の課題でもCADが多いようです。)自分たちの設計業務では99%の人がCADを使用し、つまりマウスを使って図面を描きます。が、しかし、ちょっとしたプランなどを考えるときは直接、CADではなく、白い紙にフリーハンドで描くことが多いです。およその空間の大きさを検討するには、やはり、フリーハンドで寸法を押さえることがとても重要です。フリーハンドで、寸法を押えること。CADに頼ることで失われた感覚です。shimada
人間でごめんなさい ひとりごと 2009年02月12日 少しそんな気分になる映画です。たしか1年半ほど前にここのブログでも紹介した映画。経験上、アニメを紹介するとなかなか観てくれる人が少ないんだけど観た人にはもれなく好評なんです。1年半推し続けてきたところ先日やっと鑑賞してくれたkojiさんがとてもよかったと感想を述べてくれました。人間のエゴと大衆心理が生み出す見えない暴力。対象となるのは常に弱者。他人の気持ちを思いやる想像力の欠如は現代社会が生み出す弊害か。『河童のクゥと夏休み』matsu
お洒落 ひとりごと 2009年02月11日 スペインのビルバオというところにあるカラトバの橋です。お洒落ですね。日本にもこういう気持ちよさそうな橋があったら渡りたいもんです。yama「のせてくれよ」学生時代の先輩ISHIさんにブログにのせてといわれました。先日たまたまあったんですが、まったく変わりなくめちゃめちゃがんばってるようでした。ただ一つ変わったことがあるとすればちょっとおしゃれになっていました。余談です。
王禅寺の家(3) 現場報告 2009年02月10日 昨日基礎立上り部分のコンクリート打設がありましたので、先週の末にアンカー(基礎に木軸組の土台を留める金具)とスリーブ(設備配管類が基礎を貫通する通り道)が図面通りにセットされているかどうかを確認。数箇所の間違いがあったので翌日直ぐに修正してもらいました。今週は基礎立上りの解体後、一部地盤面よりも低い位置に床面があるフロアの基礎外周に外側から防水を施していきます。 by tamura
現場報告(11) 現場報告 2009年02月10日 「鎌倉の家」の現場報告(11)内装仕上げ工事が急ピッチに進み、今週から浴室のタイル貼りが始まりました。タイルの割付については、事前に施工図で詳細まで検討しているので現場では少しのくるいが出ることなく、完璧に割り付けられています。壁一面に貼られた白く淡いタイルからは和の趣が感じられます。竣工まであと約1ヶ月です。by koji
都市のなかの数多い規定に悩まされます。 ひとりごと 2009年02月06日 ここ数日、とある敷地で、どの程度の建物が建つのかを検討しています。その前提として、その敷地に関連する全ての規定を調べなくてはいけません。いくつかある中で、重要なものと考えられるのは窓先空地と高度斜線制限。窓先空地とは各住戸の前に設ける余白のことで、緊急時の避難などのためにもうけます。高度斜線制限とは北側の隣地への環境を保つために計画する建物の高さについて北の方向について制限(写真の赤線です)をかける規定です。他にも区の条例では共同住宅や大きな店舗などには様々な規定がかかってきます。実は以前仕事をしていた長野では当然ありませんでした。たまに耳にしてはいました。設計者を悩ます規定です。人が多く集まる大都市ではその街の秩序を保つことは容易ではありません。また、そのために決められた規定の数も半端ではないですね。一つ一つ慎重に規定を読み取り、検討を重ね、オチの無いように、どこまで、最大限の計画ができるのか。パズルのような作業です。デザインはその先です。shimada