カタストロフと美術のちから展 所員の趣味 2018年11月14日 森美術館で開催中の、『カタストロフと美術のちから展』に行ってきました。 本展覧会では、世界各地で起こる大惨事に対し、アートや芸術家というフィルターを通し、それらを映し出す、伝える、または復興につなげるような試みの数々が展示されています。中でも印象的だったのは、3.11を表現したこちらの作品。 壁一面に広がる黒のドットを近くで見ると、それが防護服を纏った原発作業員の肖像画であることに気づきます。それぞれの肖像画からは秒針の音が微かに聞こえ、その暗示された内容にドキッとさせられます。テレビや新聞とは異なる情報の届け方。内容が内容だけに、ボリューム満点の展覧会でした。興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。kaisei PR