代償 所員の趣味 2019年08月22日 伊岡瞬さんの『代償』を読みました。主人公の圭輔が同級生の達也に運命を弄ばれるお話です。小説は2部構成。小学生時代の1部では、達也に両親を殺され(放火され)、圭輔が弁護士になった2部では、達也から弁護の依頼を受けるものの、法廷で罠に嵌められるというどこまでも嫌気のさすストーリーです。この救いようのない徹底した悪役、達也にいかに復讐するかが一応の見どころでしょうか。本の帯には「一気読みしてしまうため時間に注意!」と謳われていましたが、内容がなかなかに重く、私はとても一気には読めませんでした。語弊があるようですが、内容は面白かったです。kaisei PR