まっすぐ 所員の趣味 2008年03月15日 『歪んだ建築空間-現代文化と不安の表象』アンソニー・ヴィドラーとある物件調査の時に空き時間が出来たので現場近くの本屋で買った本。電車移動のときや、休み時間に読もうかと思い事務所机のブックスタンドでスタンバイさせていますが、未だに序文すら読み終えていません。前書きと序文からすると、心理学的な建築論という感じです。世の中にはいろいろな情報がはびこっていて、それらが縦横無尽に交錯すればするほど幾分かの湾曲が加えられるから、もう本当に正しいものやまっすぐなものというのは自分達の身の回りにはほとんど何もなく、そういう近代的な文化や社会の中で生きる人間が生み出すものは、そういう背景からくる不安や恐怖心を反映してしまうんじゃないかと。このように近代において空間が生み出される構造には、このような2種類の「湾曲」が含まれていますよ、という内容。、だと思います(序文しかよんでいないので)。こう書くと簡単そうですが、それなりに読むのが大変そうな本のようですし、それになかなか読む時間もないので、手垢で汚れることもなく、ブックスタンドの間で「歪まずにまっすぐ」立っています。 PR