テレビ ひとりごと 2008年08月10日 ある日模型を作りながらmatsuさんと話をしていたときに「地デジになったらテレビどうするの?」と聞かれたので、僕は何の迷いもなく「新しいのを買います。」と一言返しました。こんな会話をしていたときにふと大学時代に友人がテレビを捨てたエピソードを思いだしました。そいつは普段そこそこにテレビは見るし、テレビが特に壊れているわけでも無かったのに、ある日突然に「捨てたらどうなるか」と思い捨てたそうです。僕は子供の頃からテレビの無い生活をしたことがないので、家から突然にテレビが無くなったときに生活がどんなふうに変わるのかがいまいちイメージできません。それ以前に当然に身近にあるものだと思い込んでいるので、それが本当に必要なものなのかどうかを審査することすらしたことが無いです。日本的デザインのひとつの特徴として「無駄をそぎ落とす」という考え方が昔からあります。これはもののあまり無い時代に築き上げられた日本的な美意識に基づいたものですが、身の廻りにある生活必需品があまりにも増えすぎた昨今、無駄を生活の傍らに置いておく様な余裕なんてありません。そういう意味でいうといまデザインにもとめられていることは「必要なものをそぎ落とす」ことなんだと思います。‥なんてこと言いましたが地デジ対応のテレビはいずれ買います。拙者もテレビっ子ですので。by tamura PR