無題 未選択 2008年09月11日 CG映像全盛の今あえて手描きにこだわった今作。ほのぼのとした雰囲気で心温まるファンタジーを装っているけど何のことはない。『もののけ姫』以降の作品に共通して見られるパラノイア的要素が今まで以上に盛り込まれている。実際劇場で泣き出す子供も少なくないらしい。意味はわからなくても直感的に気味の悪さを感じ取っているのかもしれない。これを堂々と子供向けに作ったと言ってしまう監督は相当タチが悪い。でもまぁその辺に芸術家としての側面が垣間見えて少し監督のことが好きになりましたが。津波のシーンは監督らしい独創的な発想で一番の見どころです。『崖の上のポニョ』matsu PR