設備の設計について考えること 未選択 2008年10月03日 日曜日の午前中。引っ越したばかりの慣れない街でのスーパーマーケットを探しに近所をサイクリング。途中、横浜国立大学があったので立ち寄る。ここは思い出の地で、およそ10年前、入学試験を受けるも、惜しくも?不合格。合格していれば、真鍋かおりとのキャンパスライフを楽しめたはず・・・。と思いながら、キャンパスの雰囲気を堪能しました。たくさんの木々とサークル活動の学生達がキャンパスを彩るも、どの棟も画一的な白色の、無表情なRCの建物群。殺風景を感じぜすにはいられませんでした。その中でひと際目につく建物を発見。排気ダクトで立面を覆われた建物。ただ、規則正しく配列されたその模様は、意図的にデザインされたように感じます。美しいとかきれいとかいった形容詞では表現できませんが、何か、訴えかけられる意思を感じぜずにはいられません。そんな建築が個人的に好みではあります。パリのレンゾ・ピアノとリチャード・ロジャース設計のポンピドゥーセンターを彷彿とさせます。設備関係の配管、ダクトは、美しい建物を設計するものにとって邪魔者ですがそれをうまくデザインすること、それが表面的なのか、構造的(平面、断面計画に盛り込み見え ないものとして隠蔽する)なのかは別として、設計者として適切に設備を考慮したプランを考えることは、美しい建物に必要不可欠なことのように思います。かの有名なルイス・カーンの建築の良さの一つにこの設備、構造、意匠をうまく両立させたところにあると考えています。Shimada PR