ハイリスク・ノーリターン ひとりごと 2008年11月22日 「戸塚へはこの道でいいんですか?」仕事で立ち寄った横浜駅近くの会社から駐車場へ向かって歩いているとき突然声をかけられました。戸塚は馴染みのない場所だったので答えられずに困っているとどうやらその人はワケあって歩いて戸塚まで行かなくてはならないらしいことがわかった。何かの罰ゲームかとも思ったけど当然そんなわけはなくお察しの通り財布を持ち合わせていないのだという。なんでも同僚と車で仕事場に向かったものの財布を車内に置いたまま同僚が乗って帰ってしまったらしい。すでに就業時間を過ぎていて電話もつながらない。戸塚まで直線距離で約10㎞。歩けない距離ではないのでメンタル面さえ強く保てれば必ずやり遂げることができるという趣旨のアドバイスを残し自分は力になれない旨を告げ立ち去ろうとしたら去り際に一言。「川崎から歩いてきたんだけどね」え゛ぇ~っ!!!川崎からですかぁぁぁぁ!?ぢゃあすでに15㎞も歩いてきたの!?戸塚までだと30㎞近く歩くことになりますが。これで動揺し、もしくは同情し決して発してはならない一言が口を突いて出てしまった。「貸しましょうか?」というわけで出逢って5分足らずの見ず知らずの人に貸してしまいました。額は知人に貸す分には躊躇しないけど返ってこなければかなりヘコむくらいの額です。増えることはないけど返ってこない可能性も十分にある危険なギャンブル。まさにハイリスク・ノーリターン。貸した相手が誰もが振り向くセクシーなおねいさんなら騙されてみても良いかなと思わなくもないけど実際は作業着を着たおっちゃんだからね。日曜日に返済の約束をしています。つまり明日です。はたして彼は現れるのでしょうか。結論はまた来週。matsu PR