禍福は糾える縄の如し ひとりごと 2009年06月15日 最近はなかなか時間がなくて一冊の本を2~3ヶ月かけて読んでます。で、昨日読み終わったのがコレ。一人の気弱なチンピラが殺人犯として逮捕されるいわゆる冤罪事件の話です。作者が現役の法曹界の覆面作家なので他の作家では書けないディテール・リアリティが魅力です。冤罪事件がどのようにしてでっち上げられるのか。自分とは関係のない世界と思いたいですがコレを読めば「明日はわが身」だということを実感できるでしょう。ココであまり無責任なことは言えませんが足利事件・御殿場事件・高知白バイ事件等々冤罪(と思われる)事件が最近メディアで取り上げられる機会が多いのでとてもタイムリーな内容で別の意味でもリアリティがありました。『死亡推定時刻』朔立木(さく たつき)matsu PR