正月旅行 その2 建物探訪 2011年01月21日 先日、正月に行った岡山の旅では、去年、なにかと話題だった直島、犬島、豊島の芸術作品と建築巡りをしてきました。定番ですね。この寒さのせいか、どこにいっても人は少なく閑散としていましたが、落ち着いて作品を鑑賞できたこと、本来の島に流れるのゆったりとした時間を味わうことができました。おすすめするのは、豊島美術館です。「水滴」をモチーフにした建物であり、展示作品は「水滴」です。三次元の曲面の構造の建物は、おおらかで、風景にとけ込んでいるとも見えるし、突如、山に現れた、ナメック星の住居のようにもみえます。「水滴」の作品が展示されています。緩やかに、傾斜した床面から水が湧き、その傾斜面を水滴が流れてゆきます。水滴の大きさや傾斜面によって様々な動きをします。水滴に命を吹き込まれた、かわいらしい生き物をみているようです。水滴のこんな表現もあったのですね。いろいろ人にお話を伺っていると、これらアート活動には島の住民も携っていて、島の産業にも役にたっているようです。そういった意味でも島が活気づいてきたことはとてもよいように思います。対照的に、郊外の街の寂れた様子はなんとかならないものかと思ってしまいます。shimada PR