急がばまわれ ひとりごと 2008年09月30日 新しい町を歩くとき僕は地図をあまり見ずに適当に歩きます。基本的にそのことで苦労することが多いんですが、素敵な出会いがあったりします。写真の階段もそのひとつです。なんかちょっと気になりませんか。何で登ってすぐ降りるんだろう。どういう意図でこの階段を作ろうと思ったんだろう。誰が使うんだろう。何だこれ。でもなんか気になるみたいなこのときは、結構街をさまよったあとで少し泣きそうだったんですがちょっと和んでしまいました。普通に地図を見て目的地を目指すだけでは出会えなかった不思議な出会いがありました。yama PR
"All You Need Is Love" ひとりごと 2008年09月27日 全編にわたりビートルズの曲を使用し60年代のアメリカに生きる若者たちの青春を描いた独創的なミュージカル。ビートルズより技術的に優れたミュージシャンはたくさんいるのにビートルズよりも強烈なメッセージを発しているミュージシャンはそうはいない。そんな時代とともに紡がれた名曲達が現代に生きる我々に訴えかけるものとは。『アクロス・ザ・ユニバース』matsu
現場報告(7) 現場報告 2008年09月25日 「鎌倉の家」の現場報告(7)柱梁等を固定する様々な金物を取り付けています。特に構造的に重要な壁には、強度の高い金物を取り付け、地震等の揺れに耐えられるようにします。最終的には壁に覆われて見えなくなってしまう部分ですが、とても重要な工程です。by koji
オープンデスク 未選択 2008年09月25日 はじめまして。9月16日からオープンデスクでお世話になっている渡辺惣平といいます。甲村先生の作品を見てとても憧れて、連絡をしたところ、先生のご好意でオープンデスクをさせてもらえることになりました。(とても運がよかった。)もうオープンデスクは一週間ほど経ったのですが、毎日が新鮮で、模型を造ったり、現場に連れて行ってもらったり、プレゼンに参加させてもらったり、とても楽しく充実した日々を送っています。小栗旬似の甲村先生や所員の皆さんに迷惑をかけっ放しですが、残りの一週間よろしくお願いします。この間作った模型の写真です。↓ 鎌倉の家 (リビング模型)
五感にはたらきかけるケンチク 建物探訪 2008年09月22日 ドイツのベルリンにダニエルリベスキンドが設計したユダヤ博物館という建物があります。彼はこの建築にユダヤ人の苦悩やつらさをというものを表現しようとしたらしいです。この建築に訪れた日、朝早く行き過ぎてヒトラーのような格好をした警備員にまだ早いよ、と起こられたのを覚えています。開館時間になりいざ中に入ると、彼が目指したユダヤ人の苦悩が空間にうまく表現されていて、二枚目の写真の庭をうろうろしていると胸がむかむかしてきていてもたってもいられないような感覚に襲われました。苦悩やつらさといった抽象的な事柄を空間にダイレクトに結び付けている彼に感銘を覚えました。ユダヤ人の歴史というのは世界的に見てもあまりいい歴史というものではないと思いますが、現代においてこういった体験が出来る場所はこれからもこの場所にあり続けていくと思います。yama
横浜トリエンナーレ「イエノイエ」 未選択 2008年09月22日 昨日、知人と横浜のみなとみらい周辺で開催されている横浜トリエンナーレヘ行ってきました。3年に一度の芸術祭だそうであちこちでたくさんの芸術作品の展示をみることができます。その中の一つに建築家、平田晃久氏設計の「イエノイエ」の展示をみてきました。一般的な家のイメージ=「家型」を解体した形、ランダムに配置された窓と、屋根と外壁が同じ仕上げ。不思議なかわいらしさのある外形です。内部空間は二層となって、一つの「つながった空間」です。二層目(二階)はその屋根の山並みのような外形により、各空間は分けられています。分けられた、他の空間は、立った視線では窓ごしに見え「別の離れた空間」に思えます。しゃがんだ低い視線では、分けられた他の空間を室内を通して、直接のぞき見る事もできます。(言葉では言い表すのはとても難しいです。)つながっているのか、いないのか。一つの空間なのか、分かれた空間なのか。意識のなかではでは非常に混乱させられる作品に思いました。そして、空間の印象として新しく思いました。11月末まで開催されています。興味のある人はぜひおすすめです。(この展示は無料でした。)shimada
横浜・横須賀が舞台 ひとりごと 2008年09月20日 土地勘のある場所が舞台になっている小説を初めて読んでいます。風景が完璧にイメージできるので登場人物のリアリティが増します。『ガリレオ』シリーズと『秘密』、『レイクサイド』はたまたまヒットしましたがそれ以外の東野作品の映像化はことごとく失敗しています。この作品もこの秋にドラマ化されるようで。良質コンテンツはこうして潰されていくのです。『流星の絆』 東野圭吾matsu