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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

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60年後の風景



図書館にて、ふと目にした昭和30年の写真集。
昭和30年代の鉄道のある風景がテーマの写真集です。
最近、はやりの、昭和30年代です。
自分も嫌いではないのでついつい見入ってしましました。

カラーの写真集ということ、
そして、今も昔(昭和30年代)も
それほど変わりない橋、線路、広い道路・・・
土木的風景。
遠い過去ではないと思いました。

そこできづいたのは、
変化の少ない土木的な要素に対する
変化の著しい、建築的な要素です。
ビルや家といったものでしょうか。

この60年での日本の建築の変化、新陳代謝は
とても活発なものだということがよくわかります。
自分が子供だった20年前に比べても、その思い描いた未来のイメージ
(アニメにより作られていた)はある程度、
現実化しているようにも思います。
現実化していないことは、
強いていうなら、
自動車にまだタイヤがついていることぐらいでしょうか。

昭和30年代から現在まで約60年。
そして、これから先、60年後。
(自分は88歳。かろうじて生きている?)

どのような街が広がっているのでしょうか。

人口が減少していく日本で、どのような建築のある風景が広がって
いるのかふと考えてしまいます。


皆さんはどのような、風景をイメージしますか?


それと、今の子供達は、未来の日本の景色をどのように
イメージしているのかも気になります。

shimada
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moumoon

まぁ
放っておいても売れるであろう二人だから
わざわざここで紹介するまでもないんだけど
久しぶりに国内のアーティストに興味を持ちました。

ポップスというありきたりなジャンルに
分類されてしまうんだろうけど
そのメロディセンスは秀逸で
新たな世界感を創り上げている。

その表現欲求は音だけに留まらず
詩や絵、文章と多岐にわたっている。

今では歌詞に英語を織り交ぜたものは
珍しくないけど
発音が滅茶苦茶で
何を言ってるのかわかんないし
文法も成り立ってなかったりするものが多い。

必然性もなくただのファッションで
英語を使っている歌手は
個人的にはNGなんだけど
彼らは英語でしか表現できない
ニュアンスを的確に表現してるし
例えば英語の“Forever”と
日本語の“フォーエバー”を
歌詞の内容に合わせて
発音・イントネーションを使い分けている。

聞いていて違和感がないから心地いい。

というワケでオススメです。


moumon


matsu

PS. 先週の結論。ご心配には及びませんが
   色々面倒なこともあるので親切もほどほどに。

家具図の検討

ここ最近の自分のメインの仕事は
某プロジェクトの施工図(この図をもとに
施工されれる図、1/20から1/1など原寸に近い図面)
での検討作業を行っています。

ここ1週間は家具の図面を検討しています。
とても身近な家具です。
が、いざ、スケールアップして
図面を描こうとしてもスムーズにはいきません。

どんな面材をつかって、
どのような厚みで、
どのようなクリアランス(隙間)をとって
どのように固定して・・・
なおかつそれが
丈夫で美しく無ければなりません。

また、そこに取り付ける金具をみても、
丁番、マグネットラッチ、ステー、棚柱、ツマミ
などなど。たくさんの金具が取り付いています。
当然それら金具を取り付けるにしても、
その機能性、外観を重視したものを選らばなければなりません。




写真は事務所にあった、家具の自閉式スライド丁番です。
どのようなもので、どのように動くのか、カタログだけでなく、
まずは、自分の目で確認できるものは確認して、
そしてイメージしながらの作業するようにしてます。

家具の場合は身近にあるので、確認しやすいです。

分からないことなどは先輩の意見を聞きながら、
そして過去の物件の図面を研究しながらの毎日です。

shimada

方言



日本全国いろんな方言があると思います。

ここではある地方の方言を紹介。

そこの方言では語尾にちゃ・ちゅ・ちょが付きます。

例えば
 
 ・元気やっちゃ(元気だよ)
 
 ・宿題やっちゅうよ(宿題やってるよ)

みたいな感じです。

そしてある日この方言でこんな会話が行われました。

「今日の昼ごはんどうすんの?」

「カレーにしちゅう」

何回も聞き返したそうです。
完全にこの地方の方言を知らない人が聞いたら
相手の人はどんだけ大食いなんじゃっておもうと思います。
夢のコラボレーションです。
ちょっとお邪魔したい気にもなります。

地元の人も思わず聞き返す方言のお話でした。


yama

スケッチ

某プロジェクトのスケッチ。



何もいいアイデアが思いつかないときは
紙に向かってとりあえずスケッチを描いてみます。

逆にいいアイデアが思いついたときは
あまり紙に描かずに、スケールを当ってみたいので
CADで簡単な図面を描いてみます。

というわけで
手元に残っている手描きスケッチの大半には
何も思いつかないときの苦悩が表れています。

後々になって見返してみると
何でこんなもの描いたのだろう?
と、思ってしまうようなものが結構描かれていて
結構おかしいです。


by tamura





ハイリスク・ノーリターン

「戸塚へはこの道でいいんですか?」

仕事で立ち寄った横浜駅近くの会社から
駐車場へ向かって歩いているとき
突然声をかけられました。

戸塚は馴染みのない場所だったので
答えられずに困っていると
どうやらその人は
ワケあって歩いて戸塚まで
行かなくてはならないらしいことがわかった。

何かの罰ゲームかとも思ったけど
当然そんなわけはなく
お察しの通り財布を持ち合わせていないのだという。

なんでも
同僚と車で仕事場に向かったものの
財布を車内に置いたまま
同僚が乗って帰ってしまったらしい。
すでに就業時間を過ぎていて
電話もつながらない。

戸塚まで直線距離で約10㎞。

歩けない距離ではないので
メンタル面さえ強く保てれば
必ずやり遂げることができるという趣旨の
アドバイスを残し
自分は力になれない旨を告げ
立ち去ろうとしたら
去り際に一言。

「川崎から歩いてきたんだけどね」



え゛ぇ~っ!!!
川崎からですかぁぁぁぁ!?
ぢゃあすでに15㎞も歩いてきたの!?
戸塚までだと30㎞近く歩くことになりますが。

これで動揺し、もしくは同情し
決して発してはならない一言が
口を突いて出てしまった。

「貸しましょうか?」


というわけで
出逢って5分足らずの見ず知らずの人に
貸してしまいました。

額は
知人に貸す分には躊躇しないけど
返ってこなければかなりヘコむくらいの額です。

増えることはないけど
返ってこない可能性も十分にある
危険なギャンブル。

まさに
ハイリスク・ノーリターン。

貸した相手が
誰もが振り向くセクシーなおねいさんなら
騙されてみても良いかなと思わなくもないけど
実際は作業着を着たおっちゃんだからね。

日曜日に返済の約束をしています。
つまり明日です。

はたして彼は現れるのでしょうか。

結論はまた来週。



matsu

犠牲



ローマの地下鉄です。

写真ではわかりづらいですが
すごいことになってます。

イタリアは公共の場が
すごかったことを覚えています。

トイレに便座がなかったり、
そのくせにチップ取られたり、

世界的な遺産も数多くあり、
都市を美しく見せている一方で
目の行き届いてないところもたくさんありました。

話は変わりますが、
首都高を走っていても
同じ感覚になります。

東京タワーや新宿のビル群、
東京はなんてきらびやかで未来的な都市なんだ
という錯覚に陥ります。
しかしそれは一端にすぎなくて
それ以外の場所は高い塀で隠しています。
よくできているもんです。


何かを美しく見せようとすると
その近くに犠牲になるものが生まれることがあります。

その犠牲をうまくいいことに変えられるようなことが
あればいいなと思います。

デザインに必要なことですね。

yama







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