60年後の風景 ひとりごと 2008年12月05日 図書館にて、ふと目にした昭和30年の写真集。昭和30年代の鉄道のある風景がテーマの写真集です。最近、はやりの、昭和30年代です。自分も嫌いではないのでついつい見入ってしましました。カラーの写真集ということ、そして、今も昔(昭和30年代)もそれほど変わりない橋、線路、広い道路・・・土木的風景。遠い過去ではないと思いました。そこできづいたのは、変化の少ない土木的な要素に対する変化の著しい、建築的な要素です。ビルや家といったものでしょうか。この60年での日本の建築の変化、新陳代謝はとても活発なものだということがよくわかります。自分が子供だった20年前に比べても、その思い描いた未来のイメージ(アニメにより作られていた)はある程度、現実化しているようにも思います。現実化していないことは、強いていうなら、自動車にまだタイヤがついていることぐらいでしょうか。昭和30年代から現在まで約60年。そして、これから先、60年後。(自分は88歳。かろうじて生きている?)どのような街が広がっているのでしょうか。人口が減少していく日本で、どのような建築のある風景が広がっているのかふと考えてしまいます。皆さんはどのような、風景をイメージしますか?それと、今の子供達は、未来の日本の景色をどのようにイメージしているのかも気になります。shimada PR
moumoon ひとりごと 2008年11月29日 まぁ放っておいても売れるであろう二人だからわざわざここで紹介するまでもないんだけど久しぶりに国内のアーティストに興味を持ちました。ポップスというありきたりなジャンルに分類されてしまうんだろうけどそのメロディセンスは秀逸で新たな世界感を創り上げている。その表現欲求は音だけに留まらず詩や絵、文章と多岐にわたっている。今では歌詞に英語を織り交ぜたものは珍しくないけど発音が滅茶苦茶で何を言ってるのかわかんないし文法も成り立ってなかったりするものが多い。必然性もなくただのファッションで英語を使っている歌手は個人的にはNGなんだけど彼らは英語でしか表現できないニュアンスを的確に表現してるし例えば英語の“Forever”と日本語の“フォーエバー”を歌詞の内容に合わせて発音・イントネーションを使い分けている。聞いていて違和感がないから心地いい。というワケでオススメです。moumonmatsuPS. 先週の結論。ご心配には及びませんが 色々面倒なこともあるので親切もほどほどに。
家具図の検討 ひとりごと 2008年11月28日 ここ最近の自分のメインの仕事は某プロジェクトの施工図(この図をもとに施工されれる図、1/20から1/1など原寸に近い図面)での検討作業を行っています。ここ1週間は家具の図面を検討しています。とても身近な家具です。が、いざ、スケールアップして図面を描こうとしてもスムーズにはいきません。どんな面材をつかって、どのような厚みで、どのようなクリアランス(隙間)をとってどのように固定して・・・なおかつそれが丈夫で美しく無ければなりません。また、そこに取り付ける金具をみても、丁番、マグネットラッチ、ステー、棚柱、ツマミなどなど。たくさんの金具が取り付いています。当然それら金具を取り付けるにしても、その機能性、外観を重視したものを選らばなければなりません。写真は事務所にあった、家具の自閉式スライド丁番です。どのようなもので、どのように動くのか、カタログだけでなく、まずは、自分の目で確認できるものは確認して、そしてイメージしながらの作業するようにしてます。家具の場合は身近にあるので、確認しやすいです。分からないことなどは先輩の意見を聞きながら、そして過去の物件の図面を研究しながらの毎日です。shimada
方言 ひとりごと 2008年11月27日 日本全国いろんな方言があると思います。ここではある地方の方言を紹介。そこの方言では語尾にちゃ・ちゅ・ちょが付きます。例えば ・元気やっちゃ(元気だよ) ・宿題やっちゅうよ(宿題やってるよ)みたいな感じです。そしてある日この方言でこんな会話が行われました。「今日の昼ごはんどうすんの?」「カレーにしちゅう」何回も聞き返したそうです。完全にこの地方の方言を知らない人が聞いたら相手の人はどんだけ大食いなんじゃっておもうと思います。夢のコラボレーションです。ちょっとお邪魔したい気にもなります。地元の人も思わず聞き返す方言のお話でした。yama
スケッチ ひとりごと 2008年11月25日 某プロジェクトのスケッチ。何もいいアイデアが思いつかないときは紙に向かってとりあえずスケッチを描いてみます。逆にいいアイデアが思いついたときはあまり紙に描かずに、スケールを当ってみたいのでCADで簡単な図面を描いてみます。というわけで手元に残っている手描きスケッチの大半には何も思いつかないときの苦悩が表れています。後々になって見返してみると何でこんなもの描いたのだろう?と、思ってしまうようなものが結構描かれていて結構おかしいです。by tamura
ハイリスク・ノーリターン ひとりごと 2008年11月22日 「戸塚へはこの道でいいんですか?」仕事で立ち寄った横浜駅近くの会社から駐車場へ向かって歩いているとき突然声をかけられました。戸塚は馴染みのない場所だったので答えられずに困っているとどうやらその人はワケあって歩いて戸塚まで行かなくてはならないらしいことがわかった。何かの罰ゲームかとも思ったけど当然そんなわけはなくお察しの通り財布を持ち合わせていないのだという。なんでも同僚と車で仕事場に向かったものの財布を車内に置いたまま同僚が乗って帰ってしまったらしい。すでに就業時間を過ぎていて電話もつながらない。戸塚まで直線距離で約10㎞。歩けない距離ではないのでメンタル面さえ強く保てれば必ずやり遂げることができるという趣旨のアドバイスを残し自分は力になれない旨を告げ立ち去ろうとしたら去り際に一言。「川崎から歩いてきたんだけどね」え゛ぇ~っ!!!川崎からですかぁぁぁぁ!?ぢゃあすでに15㎞も歩いてきたの!?戸塚までだと30㎞近く歩くことになりますが。これで動揺し、もしくは同情し決して発してはならない一言が口を突いて出てしまった。「貸しましょうか?」というわけで出逢って5分足らずの見ず知らずの人に貸してしまいました。額は知人に貸す分には躊躇しないけど返ってこなければかなりヘコむくらいの額です。増えることはないけど返ってこない可能性も十分にある危険なギャンブル。まさにハイリスク・ノーリターン。貸した相手が誰もが振り向くセクシーなおねいさんなら騙されてみても良いかなと思わなくもないけど実際は作業着を着たおっちゃんだからね。日曜日に返済の約束をしています。つまり明日です。はたして彼は現れるのでしょうか。結論はまた来週。matsu
犠牲 ひとりごと 2008年11月20日 ローマの地下鉄です。写真ではわかりづらいですがすごいことになってます。イタリアは公共の場がすごかったことを覚えています。トイレに便座がなかったり、そのくせにチップ取られたり、世界的な遺産も数多くあり、都市を美しく見せている一方で目の行き届いてないところもたくさんありました。話は変わりますが、首都高を走っていても同じ感覚になります。東京タワーや新宿のビル群、東京はなんてきらびやかで未来的な都市なんだという錯覚に陥ります。しかしそれは一端にすぎなくてそれ以外の場所は高い塀で隠しています。よくできているもんです。何かを美しく見せようとするとその近くに犠牲になるものが生まれることがあります。その犠牲をうまくいいことに変えられるようなことがあればいいなと思います。デザインに必要なことですね。yama