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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

最近読んだ本

2013年になってから
読んだ本をブログで
紹介しようと思います。
全部で6冊です。




○世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
 村上春樹著

正月の休みを利用して
一気に読みました。

「ノルウェイの森」以来
久しぶりに村上春樹。

異なる二つの物語が
1章ごとに書かれており、
最終的に話がつながっていく。
こういう構成は面白いです。

かなり長編でした…
新装版を購入したのですが
挿絵なども良い感じです。

内容については、ネタバレも
あるので書きにくいのですが…
僕はそんなに好きではないです。
でも夢中で読みました…
「ハードボイルド・ワンダーランド」の
章の方は好きな部分もありました。
という感じです。


ちなみにこの本を読んで
思い出したのですが
江國香織と辻仁成のコラボによる
「冷静と情熱のあいだ」の愛蔵版。



○冷静と情熱のあいだ
 江國香織&辻仁成

通常の単行本は、
同じ時系列で起こる出来事を
女性目線のみの本と
男性目線のみの本の
2つの本で構成されています。

愛蔵版の場合は、
ちょっと違っていて
完璧に女性目線と男性目線が
1冊の本にまとまっていて、
1章ごとに女性目線と男性目線が
変わっていく構成なんです。

個人的には、この愛蔵版の方が
お勧めです!
この小説の良いところを密に
楽しめます!是非読んでください!







○楊令伝1~3
 北方謙三

年末にも書きましたが、
水滸伝を読み終えて、
さっそく読み始まました!
水滸伝の続編です!

宋という国に反旗を翻し、闘い…
敗れた粱泊山軍…
その敗戦から3年後の話です。

圧倒的なリーダーを迎えて
再度、宋へ立ち向かっていきます。

まだ3巻までしか読んでないのですが
「さすが北方謙三!」と言わざるを得ない。
必読です。




○火山のふもとで
 松家仁之

今回紹介する6冊で一番のおすすめです。
ちょっと話題の本です。
作者は、この小説がデビュー作なのですが…

この完成度はなんだ!
と叫びたくなる本です!

この小説、主人公は建築家みならいの少年。
そう私と同じ建築家Jr!

そしてなんと!
少年の師事していいる建築家のモデルは
あの吉村順三!

建築の内容も多いのですが
とてもわかりやすく書かれています。
作中に出てくる海外の建築家、
コルビジェやカーンやアスプルンドは
実名なので、読まれる方は
ネットで検索しながら読んでも
良いかもしれません。

文体が全体的に綺麗です。
読んでいて清々しい気分になります。

ちなみに僕が最も好きなのは、
鳥や緑などの自然の描写です!

アマゾンのレビューでも
いまだに☆5つですし、
高い評価をもらっているようです。
私の2013年暫定1位です。
是非、読んでみて下さい。

MIUZNO
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