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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

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悲惨時期

何かを継続してやり続けるには
目標がないと難しいわけで・・・。

誰か花粉の飛散終了予定時期
教えてくれません?

この辛さも
それがわかれば
がんばれるような気がします。


matsu

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水の蹴り方ひとつとっても



オリンピックイヤーにちなんで水泳の話。

昔、自分が水泳教室で習っていたときには、
平泳ぎの足は、外に開きながら半円を描くようにと教えられました。

ですが、金メダリストの北嶋選手の場合、
足はほとんど外に開かず、
たたんだ足を垂直に後ろへ押し出す泳ぎ方をしているようです。
そうする事で、水の抵抗を弱め、
推進力を向上させる効果があるとのことです。

一見、誰もが同じように見える泳ぎ方をとっても、
0.1秒を争う世界においては、
日々技術革新が絶え間なく行われているようです。

しかし、国際的に泳ぎ方が4種類しか無いのも不思議なものです。
特に、バタフライ!
この実用性の無い泳ぎを、はじめに考えた人は、
何を思ったのでしょうか。

by koji

23×8

スペインのサラマンカで開催されていた
首脳会談の席で米大統領が暗殺された。

事件前後の23分間が
狙撃の瞬間を目撃した8人の視点で描かれる。

視点を変えるたびに
パズルのピースがはまるように
明らかになっていく真実。

この
視点によって真実が異なる様を描く構成は
黒澤明の『羅生門』に敬意を払ったものだと気づく。

最近リメイクばかりで進歩のない米映画界だけど
本来、古典とはこういう形で蘇らせてこそ
お互いの作品が活きてくるのではないかと思う。


『バンテージ・ポイント』


matsu

1・2・サン

フランス・パリのラビレット地区というところに
「ラビレット公園」という建築の世界ではとても有名な公園があります。
設計したのはバーナード・チュミという建築家。

この公園の計画手法というのは、

・フォーリーと呼ばれる建物群である【点】の要素。
・動線となる【線】の要素。
・林や川などのフィールドとなる【面】の要素。

という3要素をそれぞれ独立したものとして計画し、
最終的にはこの3つの独立した計画を
「重ね合わせる」という方法がとられています。

それぞれ独自のルールによって構成されたもの同士を
偶発的に接触させるということは、
そこには
「そこで一体何が起こるのかがまったくわからない」
という「以外性」がふんだんに含まれており、
この「以外性」こそが
この公園全体を豊かで魅力な場所としている要因となっています。





紳士的な容姿の男性からは事前に

『 「アホ」という振る舞いを起こすきっかけは、
  ・「3の倍数」のとき。
  ・「3がつく数字」のとき。
  とし、この二つのルールを重ね合わせます。 』

という形式的な方法論を提示されているにもかからわず、

観覧している人間は
その紳士的な容姿の男性が実際にこの手法をドライブさせた
その時になって初めて
偶発性が生み出した「以外性」に気がつく。
(例えば、『12』は3の倍数である『12』と、
『13』は3のつく数字である『13』とは連続しているので
アホな振る舞いもそれと連動して連続して現れる。)


建築になぞらえて
最近ブレイク中のお笑い芸人「世界のナベアツ」
の笑いを解剖してみました。


by tamura



雷電

観劇してきました。



感激しました。

・・・まぁ
そんなことはどうでもいいんですが。



春ですね。

今日も眠いです。


matsu

進化論



先日、テレビでガラパゴス諸島の動物を追ったドキュメンタリー番組を見ました。

特に気になったのは、イグアナの話。

もともとガラパゴス諸島に一種類だったイグアナが、
環境の変化で、陸上での生活が困難になった為、
海に生活の場を求めた海イグアナと、
そのまま陸での生活を選んだ陸イグアナに分かれたのだとか。

しかし、90年代初頭に起きたエルニーニョ現象の影響で
海イグアナと陸イグアナが掛け合わされ、
ハイブリットイグアナという新種が発生したのだとか。

ハイブリットイグアナは、陸イグアナに近い種ですが、
海イグアナの長い爪を受け継ぎ、
それまで陸イグアナが、主食のサボテンの葉を得ようとする時
落ちてくることだけを待っていたことに対して
木に登り、自ら取る事が出来るようになったとのこと。

進化の過程は、長い年月を経て起きるものだと思っていましたが、
動物は、迅速にその環境の変化に順応する力を持っているようです。

人間も、見習いたいことですね。

by koji

まっすぐ

『歪んだ建築空間-現代文化と不安の表象』アンソニー・ヴィドラー

とある物件調査の時に空き時間が出来たので
現場近くの本屋で買った本。

電車移動のときや、休み時間に読もうかと思い
事務所机のブックスタンドでスタンバイさせていますが、
未だに序文すら読み終えていません。



前書きと序文からすると、心理学的な建築論という感じです。

世の中にはいろいろな情報がはびこっていて、
それらが縦横無尽に交錯すればするほど
幾分かの湾曲が加えられるから、
もう本当に正しいものやまっすぐなものというのは自分達の
身の回りにはほとんど何もなく、
そういう近代的な文化や社会の中で生きる人間が
生み出すものは、そういう背景からくる不安や恐怖心を
反映してしまうんじゃないかと。
このように近代において空間が生み出される構造には、
このような2種類の「湾曲」が含まれていますよ、という内容。

、だと思います(序文しかよんでいないので)。

こう書くと簡単そうですが、
それなりに読むのが大変そうな本のようですし、
それになかなか読む時間もないので、
手垢で汚れることもなく、
ブックスタンドの間で「歪まずにまっすぐ」立っています。




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