家具図の検討 ひとりごと 2008年11月28日 ここ最近の自分のメインの仕事は某プロジェクトの施工図(この図をもとに施工されれる図、1/20から1/1など原寸に近い図面)での検討作業を行っています。ここ1週間は家具の図面を検討しています。とても身近な家具です。が、いざ、スケールアップして図面を描こうとしてもスムーズにはいきません。どんな面材をつかって、どのような厚みで、どのようなクリアランス(隙間)をとってどのように固定して・・・なおかつそれが丈夫で美しく無ければなりません。また、そこに取り付ける金具をみても、丁番、マグネットラッチ、ステー、棚柱、ツマミなどなど。たくさんの金具が取り付いています。当然それら金具を取り付けるにしても、その機能性、外観を重視したものを選らばなければなりません。写真は事務所にあった、家具の自閉式スライド丁番です。どのようなもので、どのように動くのか、カタログだけでなく、まずは、自分の目で確認できるものは確認して、そしてイメージしながらの作業するようにしてます。家具の場合は身近にあるので、確認しやすいです。分からないことなどは先輩の意見を聞きながら、そして過去の物件の図面を研究しながらの毎日です。shimada PR
方言 ひとりごと 2008年11月27日 日本全国いろんな方言があると思います。ここではある地方の方言を紹介。そこの方言では語尾にちゃ・ちゅ・ちょが付きます。例えば ・元気やっちゃ(元気だよ) ・宿題やっちゅうよ(宿題やってるよ)みたいな感じです。そしてある日この方言でこんな会話が行われました。「今日の昼ごはんどうすんの?」「カレーにしちゅう」何回も聞き返したそうです。完全にこの地方の方言を知らない人が聞いたら相手の人はどんだけ大食いなんじゃっておもうと思います。夢のコラボレーションです。ちょっとお邪魔したい気にもなります。地元の人も思わず聞き返す方言のお話でした。yama
確認申請 最新情報 2008年11月26日 ただ今、「豊田の家」の確認申請業務をしています。確認申請とは、計画する建物が法律に適合しているかを役所の審査を受ける事で、その適合許可が下りなければ建物を建てることは出来ません。耐震偽装以降、年々審査が複雑化し厳しくなっている状況にあり、住宅といえど、許可を下ろすには一苦労です。by koji
スケッチ ひとりごと 2008年11月25日 某プロジェクトのスケッチ。何もいいアイデアが思いつかないときは紙に向かってとりあえずスケッチを描いてみます。逆にいいアイデアが思いついたときはあまり紙に描かずに、スケールを当ってみたいのでCADで簡単な図面を描いてみます。というわけで手元に残っている手描きスケッチの大半には何も思いつかないときの苦悩が表れています。後々になって見返してみると何でこんなもの描いたのだろう?と、思ってしまうようなものが結構描かれていて結構おかしいです。by tamura
ハイリスク・ノーリターン ひとりごと 2008年11月22日 「戸塚へはこの道でいいんですか?」仕事で立ち寄った横浜駅近くの会社から駐車場へ向かって歩いているとき突然声をかけられました。戸塚は馴染みのない場所だったので答えられずに困っているとどうやらその人はワケあって歩いて戸塚まで行かなくてはならないらしいことがわかった。何かの罰ゲームかとも思ったけど当然そんなわけはなくお察しの通り財布を持ち合わせていないのだという。なんでも同僚と車で仕事場に向かったものの財布を車内に置いたまま同僚が乗って帰ってしまったらしい。すでに就業時間を過ぎていて電話もつながらない。戸塚まで直線距離で約10㎞。歩けない距離ではないのでメンタル面さえ強く保てれば必ずやり遂げることができるという趣旨のアドバイスを残し自分は力になれない旨を告げ立ち去ろうとしたら去り際に一言。「川崎から歩いてきたんだけどね」え゛ぇ~っ!!!川崎からですかぁぁぁぁ!?ぢゃあすでに15㎞も歩いてきたの!?戸塚までだと30㎞近く歩くことになりますが。これで動揺し、もしくは同情し決して発してはならない一言が口を突いて出てしまった。「貸しましょうか?」というわけで出逢って5分足らずの見ず知らずの人に貸してしまいました。額は知人に貸す分には躊躇しないけど返ってこなければかなりヘコむくらいの額です。増えることはないけど返ってこない可能性も十分にある危険なギャンブル。まさにハイリスク・ノーリターン。貸した相手が誰もが振り向くセクシーなおねいさんなら騙されてみても良いかなと思わなくもないけど実際は作業着を着たおっちゃんだからね。日曜日に返済の約束をしています。つまり明日です。はたして彼は現れるのでしょうか。結論はまた来週。matsu
建築散策 未選択 2008年11月21日 先日、根岸森林公園に行きました。根岸駅より北側にある丘の上にある公園で、広い芝生の緑地と、乗馬の施設があります。そこにそびえ立つ3本の塔の見学が目的です。それは、昔の競馬場で、昭和初期にたてられた競馬の観客席の後です。丘の上にそびえるその姿はイタリアの塔の街「サンジミニャーノ」を思い出させました。老朽化しいるため内部は入れません。古建築のもつ、ノスタルジックな感じや、古さの味のほかに、その壮大さとシンボル的な奇異な形がとても魅力です。現代人がそう思うのだから、当時の人にはかなりの衝撃的だったのだと思います。他にはなかなか類を見ないと思います。とても静かなところで、都会の中のオアシスです。是非散策してみて下さい。shimada
犠牲 ひとりごと 2008年11月20日 ローマの地下鉄です。写真ではわかりづらいですがすごいことになってます。イタリアは公共の場がすごかったことを覚えています。トイレに便座がなかったり、そのくせにチップ取られたり、世界的な遺産も数多くあり、都市を美しく見せている一方で目の行き届いてないところもたくさんありました。話は変わりますが、首都高を走っていても同じ感覚になります。東京タワーや新宿のビル群、東京はなんてきらびやかで未来的な都市なんだという錯覚に陥ります。しかしそれは一端にすぎなくてそれ以外の場所は高い塀で隠しています。よくできているもんです。何かを美しく見せようとするとその近くに犠牲になるものが生まれることがあります。その犠牲をうまくいいことに変えられるようなことがあればいいなと思います。デザインに必要なことですね。yama