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建築家をめざす所員のブログ【KEN一級建築士事務所】

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間違いない



グッケンハイム美術館ビルバオです。
ものすごいことになってます。

スペインにあるビルバオという街は
地方の中心市街くらいの
あまり大きな町ではないんですが
楽しい場所がたくさんありました。

前回紹介したカラトバの橋もそうだし
グッケンハイム美術館もそう。

基本的に主要な都市ばかりを回っていた旅なんですが
ここだけはどうしても行きたくて行きました。

間違いなかったみたいです。

建物の中の撮影は禁止だったので
内部の写真はありませんが、
行って文句の一つもない建物です。
出てくる言葉は「すごいな!」
という言葉だけでした。

上の写真を撮っているときに
近くにいた外国の方が
アメイジングと連呼していた印象が強く残っています。

一度は訪れてみたい建物の
ランキング上位に入ることは
間違いないでしょう。






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不思議

ローマから夜行列車でオーストリアのウィーンへ

当初はウィーンに行くことは予定していなかったけど
旅に余裕ができたのとどうしても行きたくなったので
予定を変更して行きました。
長旅の醍醐味ですね。

そしてウィーンではたくさん不思議な建築を見たんです。

到着日に発見したのがこの建物。
鉄板がめくれあがってます。
何かの店舗としてつかわれていました。
不思議です。


この日はその後街をぶらぶらしていました。


到着二日目、
この日は美術館みたいなところに行きました。
すると建築のギャラリーがあって
ウィーンの建築マップみたいなものを手に入れました。

そこでまず見に行ったのがこの建物。
板状のコンクリートが積み木のように
積みあがっている感じ。
不思議です。
あんまり有名な建物じゃないと思うけど
日本でこんな建物を作ると
雑誌の表紙は間違いないなと思うようなすごさでした。
ぜひ現地へ。



そのあと地下鉄でこの建物へ、
この建物は集合住宅で
いろいろとがっていたり柱がななめだったり。
しかも昔の線路に覆い被さるように建っていて
不思議です。


最後に、当初の目的だった
フンデルトワッサーハウスに行きました。
もうまるでおとぎの国のようです。
子供のときに読んだ絵本のような世界でした。
不思議です。



ウィーンは総じて不思議な建物が
街のあちらこちらに散在していて
すごく濃密な時間をすごせました。

日本ではあまり考えられないような
不思議な建物に数多く出会ったんですが
それ以上に
こういう建物で人が普通に生活をしているということが
一番不思議な街でした。

yama

五感にはたらきかけるケンチク





ドイツのベルリンにダニエルリベスキンドが設計した
ユダヤ博物館という建物があります。

彼はこの建築にユダヤ人の苦悩やつらさをというものを
表現しようとしたらしいです。

この建築に訪れた日、朝早く行き過ぎて
ヒトラーのような格好をした警備員に
まだ早いよ、と起こられたのを覚えています。

開館時間になりいざ中に入ると、
彼が目指したユダヤ人の苦悩が
空間にうまく表現されていて、

二枚目の写真の庭をうろうろしていると
胸がむかむかしてきて
いてもたってもいられないような
感覚に襲われました。

苦悩やつらさといった抽象的な事柄を
空間にダイレクトに結び付けている彼に
感銘を覚えました。

ユダヤ人の歴史というのは世界的に見ても
あまりいい歴史というものではないと思いますが、
現代においてこういった体験が出来る場所は
これからもこの場所にあり続けていくと思います。


yama


建築とオタク

半月ほど前の休日に
上野公園あたりをブラブラしていたんですが、
そのとき目にしたのが解体準備に入っている
菊竹清訓設計の「ホテル ソフィテル東京」でした。
(下の写真は現存時のものです。)



黒川紀章設計の「中銀カプセルタワー」と同様に
メタボリズム(新陳代謝)運動を代表する作品です。

「メタボリズム」は
1960年代から展開された芸術運動で、
建築が新陳代謝を繰り返しながら
有機的に成長していくことを理念としており、
「日本発」「建築発」の芸術運動という点で
日本の芸術史上重要な出来事ではないかと思っています。

歴史的に見て、
日本人が自発的に作り上げてきた
「オリジナル文化」といえるものは少なく、
その多くは、
古くは中国・近代では欧米などの外国から輸入してきた文化を
長い年月をかけて自国流にカスタマイズしてきた
「アレンジ文化」です。

その「アレンジ文化」が主流の国・日本にとって
貴重な「オリジナル文化」であるメタボリズム運動。
そしてその代表作である「中銀カプセルタワー」「ソフィテル東京」。

歴史的・芸術的観点からみて
保存さるだけの価値はあるように思うのですが、
日本という国では、
「建築=芸術」という考え方が皆無であるのが現実で、
共にここ数年の間に解体されることが決定しています。

これらメタボリズム作品に限らず、
日本の「オリジナル文化」はどうも冷遇される傾向があるようです。

その冷遇の代表格といえるのが「オタク文化」。

現在のパソコンやインターネットなどの環境を
大きく発展させてきた立役者なのに、
世間が彼らにそそぐ眼差しはどうも冷たいように思います。

建築もオタクも日本では肩身の狭い存在です。

by tamura

大さん橋

久しぶりに建築話



1ヶ月前くらいに
「横浜大さん橋国際客船ターミナル」に行きました。
特に目的があったわけではなく用事ついでに。
大学院の1年の時以来なので4年振りくらいです。

屋上デッキのうねった形状は改めてすごいと思いました。

学生当時はその不思議な空間を体験するという意味ででしたけど、
今はその3次元的にうねっている形状をどうやって設計するの?
という意味もあります。
図面は2次元なので3次元的に変異する形状というのは
表記するのも難しいですし、図面で上手く表記できないので
それを検討することも難しいですからね。

こうやって建築を見に行くと、
仕事として実際の建物に携わる身になって初めて気付くことが
多々あります。

ちなみに上の写真は設計者を決める国際コンペのときに
発表されたCGです。
たしかこのときの案では屋上がウッドデッキではなくて
鉄板のようなものだったように記憶してます。

by tamura

秦野浩司の建築探訪(古民家編)



昨年になりますが、東京の喜多見にあります次大夫堀公園民家園 に行ってきました。
古民家を園に寄与された方とたまたま知り合う機会があり、一緒に見に行くことが出来ました。
敷地内には江戸時代後期から明治時代にかけて建てられていた農家を復元し展示してあります。
驚いたことに本人は30年程前まで、その古民家で暮らしていたそうです。
建物内部も見学することが出来、当時の生活を体感することが出来ますので興味のあるかたは一度足を運んでみてはいかがでしょうか。 
写真は実際に本人が住まわれていた古民家です。
by koji








秦野浩司の建築探訪(正月編)

 

遅かれながら、明けましておめでとうございます。
一週間の休みは瞬く間に過ぎ、またバタバタと忙しい日々が始まりました。
さてお正月ですが今年は高校サッカーの観戦をして過ごしました。
合計で何と計6試合もスタジアムに足を運んでしまい、年をとったせいか、熱い青春を目の当たりにするとこちらも涙腺がゆるんだりと・・・

話は建築に戻しまして、都内では国立、三ツ沢、駒沢と足を運んだのですが、駒沢陸上競技場のその形態は他に類を見ない独特なものでした。
スタンドに架かるPCキャンティレバーの大屋根はスタジアムを飲み込むかのように滑らかな曲線で包み込んでいます。
また同じ敷地内にある管制塔はコンクリート造でありながらも、木造建築の様な形態をとり、見るものに力強い印象を与えていました。 by koji

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