桂離宮参観許可 建物探訪 2012年01月30日 とうとう参観許可がおりました。ずっと前から一度は訪れたかった場所でした。ただ行っても見学することは許されません。事前の予約が必要なのです。インターネット予約の分とハガキによる予約と2通りあるのですが、インターネット予約は予約開始(3ヶ月前より)後、すぐに満席になってしまいます。なので、一般的にはハガキによる予約しかありません。前に一度、ハガキで予約したのですが、満席とのことで許可がおりませんでした。ハガキによる予約も少し手間がかかる上、必ず参観許可がおりるとはかぎりません。それだけに、今回の許可はとてもうれしいことです。桂離宮=ザ・日本建築 です。参観日は4月の半ばで、木々の緑や花がちょうど綺麗になるころです。隅々までしっかり勉強していきたいと思います。shimada PR
戸隠神社 建物探訪 2011年11月19日 先日長野県北部にある戸隠神社に行ってきました。JRのCMで吉永小百合さんがでて話題になっているところです。戸隠神社奥社は日本でも有数のパワースポットらしく、多くの人が訪れていました。しか~し。奥社までは、奥社入り口から2キロの一本道を歩かなくてはならず、奥に行けばいくほど急な山道となっています。1キロあたりから急に木が太くなり、神聖な雰囲気が漂っています。異様に太い木々。どれもがねじれながら垂直にたっています。奥社。身も心も清められた気がします。歩いてよかった。この日の歩行距離およそ10キロでした(笑)souhei
新・港村 建物探訪 2011年11月12日 先日、といっても結構前ですが、大学時代の先輩から「作品を作ったから見に行こうよ」とお誘いがあったので新港村に行きました。まず、展示されているものの量が多いし、興味のわくものが多かったので、楽しめました。そこで気づいちゃったのが、久しぶりに、いろんなデザイナーのアートとか建築とかプロダクトとか展示とかいろいろ見てみて、見方が変わったなと感じました。学生のときは、「わぁーすごいなぁ」って感じで、ふんわりぼんやり作品を眺めていただけなのですが、今感じることは、どうやって作ったんだろうとか、これは時間かかりそうだなぁとか、現場レベルでの感想ばかり。成長したと感じてよいのか、変に知識が増えてしまって目先のことにとらわれいるのか。ちょっと考えさせられる一日でした。yama
メタボリズムの未来都市展 建物探訪 2011年10月29日 先日、森美術館で開催されている「メタボリズムの未来都市展」へいってきました。 メタボリズムとは1960年代に発表された、日本発の建築、都市の思想です。建築や都市は生物の新陳代謝のように変化していくという考え方で、それを表現した、建物の図面や模型などが展示されています。 写真は、その考え方が反映された建物のひとつ、以前訪れた、山梨放送の建物です。 10年も建築に携わっていると、専門誌などでたびたび特集されるので、正直目新しいものではありませんでした。改めて考えさせられたのは、現在なら将来の建築、都市をどう考える? 将来は明らかに人口は減少。当時とは反対の状況が将来は予測されるなかで、どうあるべきか?明らかに、現在ある郊外に発展していった住宅街はどうなるのか。 森林や農地に還元?はたまた、太陽光発電畑?あんまし建築的ではないな~。 夜8時ごろいったのですが、美術館と一緒に入館できる展望台はすこしいやらしい感じでした。こんな時間なのに美術館に人が多く感じたのはそういうことなんでしたね。森美術館の商売のうまさを感じます。 shimada
世界遺産(東北編) 建物探訪 2011年08月01日 先週の週末なのですが、久々、羽を休めに、実家へ休みへ帰ったのですが、両親が、東北へ旅行へ出かけるというので、急遽、運転手役を命じられ、東北の世界遺産めぐりへ。 自分は日帰りでした。 まず、岩手の中尊寺です。 ここはいくつか、お堂があってそのうちのひとつが金色のお堂で有名な金色堂です。きらびやかなお堂もよいのですが、ここの特徴は、各お堂に対して斜めにアプローチするところです。一般的には正面アプローチしますが、斜めにお堂をみせることで、すこしクールなかっこよさを感じます。 つぎは、近くにある、毛越寺です。ここは、当時あった建物はなく、その建物の礎石と、建物があったことをしのばせる建物周囲の大きな木々、そして広大な庭園があります。建物こそないけれど、そこには当時の壮大さの想像をかきたてらます。ゆったり雰囲気のなかに、なにか神秘さも感じます。あくまでイメージの中なのですが。 想像の中の世界遺産です。 そういっ意味でも、珍しい世界遺産のひとつに思います。そしてそんな世界遺産が好きな自分がいます。 仙台にて親とわかれ、少し時間があったので、松島に行ってみました。夕景の松島は景色を順光で眺められとても美しいです。 締めはやはり牛タンでした。 shimada
吉岡ライブラリー 建物探訪 2011年05月29日 先日、代々木の家のプレゼンが終了し、代休を平日にいただきました。平日しかいけないところ。いろいろありますが、前から気になっていた「吉岡ライブラリー」にいってきました。吉岡ライブラリーというのは、建築業界でもっとも有名な雑誌「新建築」の創刊号から最新号までを閲覧できる場所です。新建築社の一階にあります。約5000冊を展示するひだ状の壁や、その本の展示のしかたのディテール、読む場所も工夫されていてとても魅力です。一番はやはり、どこを向いても目の前に広がる雑誌の表紙の数々。そもそも雑誌の表紙はなにか手にとりたくなるような誘惑があります。それが一面に並ぶことで、なにか落ちつかない、わくわくとした気持ちになってしまします。どれを見ようか?!手に取った雑誌をみて、過去の作品とはいいつつも、そこは雑誌「新建築」。巨匠といわれる建築家たちの迫力ある作品や知らない建築家の作品でも、とてもコンセプトの強い魅力ある作品のオンパレード。ページをめくるたび新たな作品との出会いがあります。印象的だったページは1950年代あたりの雑誌だったでしょうか。ガソリンスタンドの屋根と柱のシンプルな要素をいかに構造的に合理的にかつ、意匠的に楽しめるかを掲載したページでした。たかがガソリンスタンドですが、モータリゼーションの始まる当時、あらたな建物のありかた模索していたのでしょう。そんなわくわくの空間。建築マニアの方は、平日水曜日から金曜日までの午後しか営業していないのですが、時間のあるひとはぜひ訪れてみて下さい。shimada
ゴールデンウィーク 建物探訪 2011年05月09日 ゴールデンウィークは何年ぶりかの家族旅行に出かけてきました。行き先は栃木、福島方面です。 地震の影響など少々不安でしたが、写真のとおり、高速道路は大渋滞!前の車の背面には「がんばろう 福島」のメッセージ!心温まります。救援のための自衛隊車両や消防の方なども目立ちましたが、自粛ムードなどなくサービスエリアなどとてもにぎわっていました。 この写真は福島にある大内宿。 建物の状態も観光客の賑わいも地震の影響などまったくなしです。 江戸時代の宿場がそのまま残っています。茅葺のやさしい外観、対照的な内部の力強い骨組み。素朴な内装材。そして、これだけの街並みとして残っているのはなかなかめずらしいのではないでしょうか。 日本の民家のたくましさを感じます。 少々、遠いのですがぜひ訪れてみて下さい。 shimada